外資系企業に首切りされる前にやっておきたかったこと

業務改善という名の首切りプログラム「PIP」に入れられ、しかも後任の求人募集まで見つけてしまった自分は、早々に転職活動を始めましたが、それとは別にやっておきたいことがありました。それはマンション購入です。

 

つい数年前まではコールセンターの派遣社員で友人宅に破格の家賃で居候されていたもらった自分。外資系旅行会社に転職すると同時にワンルームマンションに引っ越し、年収が1,200万円に上がった時点で、今度は1LDKの新築マンションに引っ越していました。

 

たまたま分譲マンションのチラシが入っていて、月々の住宅ローンの支払いが当時の家賃と同じくらいだということを知り、マンション購入を検討し始めていました。でも住宅ローン審査では、年収だけでなく勤続年数なども見られます。転職先で今と同じ給与が保証されているわけではないので、なるべくブラック外資系旅行会社にいる間にローンを組んでしまいたかったのです。

 

ただいくら正社員とはいえ、勤続年数が1年半にも満たず、その前は年収250万円のコールセンターの派遣社員だったということで、融資してくれる銀行はありませんでした。都市銀行ははしにもぼうにもひっかからず、縁もゆかりもない北陸の某都市銀行にも断られる始末。マンション購入を諦めかけていました。