外資コンサルで経験したパワハラ

新しい会社は業界トップではないけれど、それなりに評判が良い会社で、1.5流といった立ち位置でした。2流外資コンサルに比べれば、コンサルタントも優秀でしたし、クライアントもプロジェクトも洗練されていました。

 

ところが、入社して1年半が経った頃にパワハラに遭ってしまいます。人生で初めてのことでしたし、外資コンサルにもこんなに民度の低い人がいるというのも驚きでした。どうやらその人、前にいた部署でもパワハラの前科があったらしく、その部署の人に聞いたら「やっぱりね〜」という反応でした。本当の外資だったら一発でアウトになるかもしれませんが、日本人社員が99%を占めるなんちゃって外資だと、なんのお咎めもなしに野放しにされるんでしょうね。

 

因みに、どんなパワハラだったかと言うと、クライアントの前で怒鳴ったり、チームミーティングで部下に自分のダメ出しをさせたりしていて(後で知ったことですが、その部下もパワハラを受けていました)、身体的な暴力こそなかったものの、精神的にジワジワとくるものでした。

 

上司にそれとなく相談するも信じてくれなくて、それどころかパワハラ上司に自分が相談したことを話してしまったんです!それまでこの上司のことはそれなりに尊敬していましたが、この件があってから不信感を抱くようになりました。推測ですが、自分が他部署からわざわざ引き抜いてきた人が問題起こしたら、自分の評価にも響くかもしれないと懸念して、ことを荒立てなくなかったんじゃないですかね。

 

これでは埒が明かないと思い、入社面接の時に話したことのある別のパートナーに相談しました。このパートナーは社内でそれなりの地位にいる方で、パワハラ上司が前にいた部署の統括をしていました。パワハラ上司のことをよく思っていなかったようで、パワハラされていることを相談すると、渡に船とばかりにとある話をもちかけてきました。